好きな料理は?と聞かれると中華料理と答えていた頃もあったのですが、ある日「実はそうでもなかった」と思いなおした経験があります。
学生の頃の話ですが、たまたま発見したチラシで安い中華料理のレストランがあり、写真を見る限りとても美味しそうなので母と食べに行ったのです。
安い割に店内はきれいでメニューも豊富に揃っていたのですが、食べた料理は当時の私の口にはあまり合いませんでした。
まずいわけでなないのです。
何やら違和感があるのですよ。
そのお店はどうやら中国人の方が経営しているらしいので、その料理こそが本場の中華料理だったのでしょう。
きっと香辛料がふんだんに使われていて、そのために私の口に合わなかったのだと考えられます。
そう、当時の私は、それまでは中華料理が好きだと言いながらも本場の味を知らなかったのですね。
私がそれまでに食べていた中華料理は、あくまでも中華料理を模したものだったのだと思ったのです。
中華に限らず、アジア諸国の料理は香辛料をふんだんに使います。
そのため、例えばベトナム料理は苦手だと敬遠する日本人は多くいらっしゃいますね。
よくスーパーなどで売られている麻婆豆腐の素といったものは、きっと日本人好みの味に改良されているのではないでしょうか?
カレーだって、現在売られているカレールーの味は、本場インドのカレーとは全く違うとされていますからね。
ただし、最近は逆に本場の味を活かそうという傾向もあるため、この限りではありません。