ペルシャ、アフガニスタン、アラブ、トルコ、ギリシャ、アルバニア、カフカス地方の料理として人気のある甘いペーストリー類のひとつ。
フィロ生地(ギリシャ語:Phyllo、トルコ語:Baklava Hamuru)の間にクルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドのパウダーや刻んだものを折り込み、濃いシロップ(レモンの果汁か、あるいは蜂蜜とローズウォーター(バラの花弁を蒸留して得られる香水)が入ることがある)に漬けたもので、小さな四角形に切ったものや、丸めたものを薄切りにしたものがある。
他の料理と同様、地域によって料理法に違いがあり、特に大きな違いとして、フィロ生地の材料や厚み、調理時のシロップの量や、シロップに蜂蜜を加えるかどうか、が挙げられる。
紀元前8世紀のアッシリア人がバクラヴァを作り出し、ギリシャの商人がこれをオスマン帝国に持ち込み、ここでトルコ人の料理人が現在の製法を完成させたと考えられている。
バクラヴァの名はアラビア語で木の実を意味するbikoulに由来している。
バクラヴァは複雑な層を成すデザートである。
バター(保存性を考慮し、澄ましバターが好まれる)を塗り層を成した紙のように薄いフィロ生地を長方形の焼き皿の上にのせて作られる。
生地を6、7層ほど重ね、粉末にした木の実や少量の砂糖やシナモンをのせる。クルミやピスタチオが最もよくのせられ、アーモンドやペカンの組み合わせも時に用いられることがある。
ギリシャには、炒ったヒヨコマメを用いる地域もある。
この木の実の層の上に、バターを塗った残りの生地をのせ、鋭いナイフで刻み目を入れ、焼く。
オーブンから取り出し、シロップ(砂糖と水を濃く煮詰めたものに、少量のレモン果汁、あるいは蜂蜜とシナモンとクローブを混ぜたもの)をかける。
一般的に三角形、正方形、菱形に切り、食卓に出される。